翌日、涼君は私達のクラスに転入した。
一応、女の子の姿だったので男共が超騒いだ。
(おかげでユズ君の雷が落ちまくったわ(笑))
黒崎に言われたのか基本、私達と行動するみたい。
これなら色々話し合えるけど、盗聴器を仕掛けられていたから涼君は雑談しながら筆記で情報を私達にくれた。
中々、彼は器用だ。
涼君が来て早1週間
姫「これといって、何も無いな。」
涼「何ですか。いきなり」
―言葉に気を付けて下さい。―
素早く涼君がノートに書いて見せた。
今は私の部屋で涼君と2人きり。そのせいか油断して思っていた事が口をついて出てしまった。
勘のいい奴なら今のは不自然に聞こえたかも知れない。