姫「…行くとこ、ないならウチに来るかい?」
慎「えっ?」
姫「もちろん、こんな事したんだ。ちゃんと少年院に入ってもらうよ?
だけど、出てきたらウチに…藤谷組に来るかい?」
藤谷組と姫華が口にした途端、皆息を飲んだ。
正統派の藤谷組は有名。それでも、やはり極道。偏見はある。
姫「ウチは皆、頭は悪くて馬鹿ばっかだけど、辛い思いをしてきたから人の痛みがわかる優しい連中ばかりさ。
だから、お前の痛みもわかるよ。」
慎「アンタ…一体…」
姫「私は藤谷組次期組長。藤谷 姫華!
待っているからおいで?慎一郎!」
ニッコリと微笑み手を差し伸べる姫華。それをポカンと見詰める慎一郎。
だがやがて、おずおずとその手を掴んでいた。
姫「うん!これで慎一郎は藤谷組の仲間だよ♪」
満足そうに頷く姫華。
だが、すぐに自分の正体を明かしてしまった状況を思いだしあたふたし始めた。


