男も俺に気が付いた。

「あぁ、海斗。ちゃんと来たか。」

海「俺も話があるって言ったろ。」

コイツは鬼崎 空海。俺の一番上の兄貴だ。

海「大地は?」

空「すぐそこで呑んでるぞ。」

振り返ると、中々の美人と談笑しながら酒を呑んでる俺の二番目の兄貴、鬼崎 大地がいた。

海「大地!」

大「おぉ、海斗!挨拶回りは終わったか?」

海「終わった。つか2人共ちょっと来てくれ。」

2人を引っ張り、姫華達の所に戻る。

あれ?姫華、何で爽の後ろに隠れてんだ?

海「姫華?」

俺が呼び掛けると、爽の後ろからヒョコッと顔を出し嬉しそうに微笑んだ。

姫「海斗、お帰りなさい!」

トコトコと近付いてくる。
さて、これから兄貴達に姫華を紹介しないとな!