俺が挨拶回りをしていると沢山の女達に囲まれてしまった。

うわぁ…ヤベ、逃げてぇ…

だが、ここは笑顔で対応しないと…

あぁ~、ダメだ。顔引き吊るわ。

女達は香水をつけているのか、匂いが混じって気持ち悪い。

それを避けようと顔を背けると、黒崎と目が合った。

つか睨まれてんだが…

俺としては早くコイツらから解放されたいから、とりあえず黒崎は無視した。
すると、ちょうどある男がすぐ側を通り過ぎる。

海「あっ、空海!」

「失礼」と断り、1人の男に近付く。