そんな姫華の考えは無視して、とりあえず、海斗が挨拶回りをしている間は陸、爽、清太が姫華を囲っておこうということになった。
海「急いで来るから頼むな!」
陸「おぉ、任せろ。」
爽・清「行ってら~」
ツカツカと少し早足で人だかりに消えていく海斗。
姫「……あまり、無理して欲しくないのに…」
そんな海斗の後ろ姿を少し切なく見つめてしまう。
陸「心配か?」
姫「心配じゃないほうがおかしい。」
沢山の人を眺めながらポツリと聞いてくる陸。
同じように姫華も目線は海斗を追いながら呟く。
陸「あそこまで何かに執着した事がないからな、海斗は。
認めて欲しくて、失いたくなくて、頑張ってるんだよ。」
姫「私も同じ。だから、海斗が無理しているのがわかる。
だからこそ、私にも頼って欲しいんだ。」


