姫「こ、これって!」

海「本当は今日プロポーズして、婚約指輪だけ渡そうと思っていたんだが、コイツらが結婚式用意してくれやがったからな。慌てて結婚指輪買いに行ったんだよ。」

そう言うと海斗も左手を見せる。そこには姫華の薬指と同じシンプルだが可愛らしい指輪がはめられていた。

姫「いつの間に…」

陸「財閥の力、ナメんなよ♪ついでに俺からはこれだ。」

陸が壇上に上がり姫華の後ろに回る。

姫「陸?…あっ!」

首に重みを感じ目を向けるとドレスに合う素敵な首飾りがつけられてた。

陸「お前の仕上がり具合に合わせて贈ろうと思った。これで完璧だ。」

姫「ありがとう!」

姫華がお礼を言うと嬉しそうに陸も笑った。