コンコン

姫「? 陸達かな?どうぞー」

ガラッ

八「よっ!久しぶり~」

姫「父さん!?」

美「私もいるよ♪」

姫「母さんまで!?」

顔を覗かせたのは藤谷組 組長 藤谷 八雲さんと妻の美奈子さんだった。

海「八雲さん、美奈子さん。お久しぶりです。」

俺が頭を下げると美奈子さんに抱き付かれた。

海「わっ!?美奈子さん!?」

美「聞いたわよ海斗君!命懸けで姫華を護ってくれたんでしょう?ありがとう!本当にありがとう!!」

海「あ、いえ、姫華は大切な恋人ですし。

…あの、感謝しているなら離れてもらっても…いいですか?」

美「ん?どうして?」

海「貴女の後ろから感じる殺気に押し潰されそうです。」