振り返ると、そこには黒いフロックコートを着込んだ、長身の若い男が立っていた。
黒い髪に碧い瞳。顔立ちから察するに、外人っぽい。
他の人間から見ると、かなりの美形だろう。
しかし、あいにく私は恋とか愛とか人の見た目とかに興味はないので、全くときめかなかった。
しかもこの男、ネギや大根の先っぽが見えているスーパーのビニール袋を両手に持ってるし。
ビジュアル台無し。何、こいつ・・・。
そんな私とは正反対に、姉は目をハートにして叫んだ。
「セバスティオールさん!」
は?せばすてぃおーる?何それ、片仮名?やっぱ外人なんだ。外人にしては日本語が上手い。どうでもいいけど、姉のこんな姿は初めて見たかも。
両手を胸の前で組んで恋する乙女オーラ炸裂。
「あぁ、真珠さんでしたか。いつもありがとうございます。今日も来て下さったんですね」
対する美形男は超穏やかな微笑みを浮かべる。
どうやら姉は、常連客の様だ。って事は、この男が店長?
つーか、こいつネギ持ってんだよ?似合わねー。イメージ総崩れだね。最悪。
私がそんな事を考えながら目の前の黒髪碧瞳の美形男を見ていると、その視線に気付いたのか、美形男が声をかけてきた。
「おや?そちらのお嬢さんは、もしや妹さんですか?」
「そうなんですよ!実は、この子のひねくれた性格を直すにはどうしたらいいか、ロゼウスさんにカウンセリングして頂きたくて・・・」
私が答え様とすると、姉が割り込み代わりに答えた。
姉よ・・・あんたって結構ミーハーだったのか。
ていうか、ここに来たのもどうせ、『セバスティオールさん』に会いたかったからでしょ。
妹をダシに使うなんて、最低。
黒い髪に碧い瞳。顔立ちから察するに、外人っぽい。
他の人間から見ると、かなりの美形だろう。
しかし、あいにく私は恋とか愛とか人の見た目とかに興味はないので、全くときめかなかった。
しかもこの男、ネギや大根の先っぽが見えているスーパーのビニール袋を両手に持ってるし。
ビジュアル台無し。何、こいつ・・・。
そんな私とは正反対に、姉は目をハートにして叫んだ。
「セバスティオールさん!」
は?せばすてぃおーる?何それ、片仮名?やっぱ外人なんだ。外人にしては日本語が上手い。どうでもいいけど、姉のこんな姿は初めて見たかも。
両手を胸の前で組んで恋する乙女オーラ炸裂。
「あぁ、真珠さんでしたか。いつもありがとうございます。今日も来て下さったんですね」
対する美形男は超穏やかな微笑みを浮かべる。
どうやら姉は、常連客の様だ。って事は、この男が店長?
つーか、こいつネギ持ってんだよ?似合わねー。イメージ総崩れだね。最悪。
私がそんな事を考えながら目の前の黒髪碧瞳の美形男を見ていると、その視線に気付いたのか、美形男が声をかけてきた。
「おや?そちらのお嬢さんは、もしや妹さんですか?」
「そうなんですよ!実は、この子のひねくれた性格を直すにはどうしたらいいか、ロゼウスさんにカウンセリングして頂きたくて・・・」
私が答え様とすると、姉が割り込み代わりに答えた。
姉よ・・・あんたって結構ミーハーだったのか。
ていうか、ここに来たのもどうせ、『セバスティオールさん』に会いたかったからでしょ。
妹をダシに使うなんて、最低。
