いよいよ、明日は彼に会える。


今から、胸がドキドキして 眠れそうもない。


安西さんの事が両親に知れ ちょっぴり不安だけど前に進むしかないよねぇ。


私は、深い眠りについた。














翌朝…


窓のカーテンの隙間から、朝日が差し込み 目が覚めた。


良かった。…


今日は、良い天気になりそう。


デート日和かも?


部屋着のまま 一階へ降りると 父がリビングで新聞を読んでいた。



「おはよう〜。お父さん。」


「いつも、朝寝坊の真奈が今朝はどうしたんだ?
早いじゃないか?」


「まぁ、ねぇ。
お母さんは?もう出掛けたの?」


「あぁ〜ついさっきなぁ。」


「お母さん 頑張ってるねぇ。」


「そうだな。お母さんにとって、看護師の仕事は天職だからな〜」


「そうだね。…」



朝から、父と他愛ない話しをした。


「そうだ。今度 お父さんの小説 映画化されるんだって?」


「お母さんか?…」


「凄く嬉しそうだったよ?」