「私、堤下恭子です。先生の作品 いつも拝見してます。」
「それは、どうも…
今日は、彼とデートですか?」
「ええ〜」
「ごめんなさい。失礼します。」
「真奈…// 」
「ごめんなさいねぇ。しつけが悪くて…」
私は、デートと言う言葉を聞いて 逃げ出した。
何でこんな場所で会うのよ…
安西さんには、彼女が居るんじゃない。
暫く お手洗いからでられずにいた。
♪〜♪〜♪
「もしもし…」
『真奈?何してるの?
早く 戻って来なさい。』
「うん。分かってる。」
ピッ…
今日は、私の為に来た訳だし 普通にしなきゃ…
私は、席に戻る事にした。
ドン…//
「お嬢さん?大丈夫ですか?」
安西さん…
「こんな所で何してるんですか? 彼女が待ってますよ?」
「恭子さんは、僕のお店のお客様だよ?」
「そんな事 私には関係ありません。…」
「何 怒ってんの?」
「デートのお邪魔になりたくないので、失礼します。」
