「僕は、彼女を作れない。…」
「どうして??」
「大切な人を今でも思っているから…」
「その方は?」
「もう、この世には居ないけど…」
「もしかして…安西さんのお母さん?」
「……そうかな?」
「でも…」
「さぁ、何処行こうか?」
安西さんは、理由を言いたくなさそうだった。
だから、私もそれ以上聞けない。
「この近くに水族館 ありましたよねぇ。」
「じゃ、行ってみる?」
「はい。…」
ふと、彼を見ると 笑っていた。
きっと 子供だな?って、思ったに違いない。
「そんなに変ですか?」
「水族館 好きなの?」
「色んな魚が泳いでるの見ると 癒されるんです。今 受験生でしょ?
ストレス溜まっちゃって…」
「良いよ…僕も付き合うよ。」
到着…
入場券を買い 中へ入った。
「真奈ちゃん?ここで待っててくれる?トイレに行ってくるよ。」
「はい。待ってます。」
ヤッパ、格好良い。
とても、アラフォ−だなんて思えない。
ツカツカ…
