「翔?パーティーに来てくれてたんだね。
有り難う。」
「いえ、直ぐに帰っちゃいましたけど…」
「いや、それでも嬉しいよ。」
安西さんも父の知り合いなら、会場で会ってもおかしくないか…
それにしても、偶然と言うか 不思議と言うか…
「で、翔は真奈ちゃんと面識はあったのか?」
「パーティー会場で初めて会っただけだよ。
で、今夜は何?店に来たりして…」
「今日は、紗耶香の命日だ。」
すると…
「あんた、誰の名前 呼んでんだよ。!? 気安く呼ぶんじゃねぇよ。!?」
紗耶香と言う女性の事で急に 安西さんが怒り出した。
「あの人を救え無かったくせに 何が命日だよ。!? ここは、あんたが来る場所じゃねぇんだよ。」
「翔!?」
「彰さん。すみません。ヤッパ 今でも 親父が許せないんです。
だから、今夜は 他の店に行ってくれませんか?」
「今夜はねぇ。三人で紗耶香の話しをしたかったんだ。ここへ、省吾を呼んだのは、僕なんだ。」
「…彰さん。」
「真奈?タクシーを呼ぶからホテルに帰りなさい。」
「でも…」
「あんた達が出て行かないなら、僕が出て行くよ。真奈ちゃん?車で送るよ。…」
