「未成年だと知らなかったにせよ、こんなお店に長居するのは、マズイねぇ。コーヒー飲んだら、車で送るよ。」
「もう少しだけいちゃダメですか?」
「内は構わないけど、御両親には内緒にしててねぇ。それで 君はいくつ?」
「18です。…」
「高3か…
じゃ、受験生だね。」
「はい。…」
「志望校は?」
「K大の医学部を…」
「じゃ、僕の後輩なるわけだ。と、言っても 卒業はしていないけどねぇ?」
「えっ?…」
「途中で辞めた。…」
「せっかく 入ったのにどうして?」
「親に無理矢理 行かされたから…
それでねぇ。…」
「お家 病院なんですか?」
「いや、親父が大学病院の医者してる。」
「どちらの病院の?」
カラ〜ン
「「いらっしゃいませ」」
お客様か…
「父さん…」
えっ?
安西さんが、引き攣った顔で「父さん」と呼んだ…私も思わず振り返ると…
「えっ??安西先生…」
「真奈ちゃんじゃないか?」
うっそー
