「だって・・・お友達じゃないですか!!お友達は教えてあげるのが普通ですよ??」


ズキッーーーーー


突然胸が締め付けられそうなくらいに苦しくなった


「ね??聖くん・・・」


俺は何故こんなに痛いのか分からなかった


「そうだ・・・な。友達なら当たり前・・・だよな・・・」


「なあ。聖??痛いなら保健室行けよ。連れてくから」


そう云って俺の手を引いて図書室から出た


「ごめんな。薪夜」


「お前いま何処が痛い??」


え??


「胸・・・かな??」


「捺芽ちゃん見たら苦しくならないか??」


俺は頷いた


すると薪夜は「だろうな」と云った


「なにがだ??」