「居た。あんな前なのか??」


俺の席は前から2列目のど真ん中だった


「あっ!!聖ー席は此処だよ!!」


そう云って俺の机をバシバシと叩いた


「さんきゅ」


それだけを云って席に着いた


俺の嫌いなタイプの女の子だな。茅は


「はいはい。席に着いた着いた!!」


担任がそう声を張り上げて教室に入って来た


「あなた達の担任の囃です」


女か


「明日はちょっとした旅行に1年は行きます。その話し合いを今日、図書室でします。1組〜5組で話し合います」


4組も居るってことは・・・薪夜に会えるな


そんなことを思っていると隣から突然話し掛けられた


「聖??どうしたの??真っ直ぐ睨み付けるように囃先生みて」


睨んでねえし、なんであんな奴見なきゃいけないわけ??


「べつに睨んでねえし」


俺は携帯を取り出して薪夜にメールをうった

<今日、図書室行くらしいぜ。てか俺の隣の奴うざい>


茅にバレないように送信した