ふぇ、…ここ何処だっけ?

気付いたら僕はベットに
寝かされていて……

目を開けると真っ白な天井
ツンとくるような薬品の匂い


あ、保健室か ……

少し乱れた制服を整えていると……

ベットのカーテン越しに
男の人の低い声がした…


『あー、そうなん?
てかさ 今日もブスな生徒に
コクられてさ 普通に迷惑だわ…
優しく断ってやってんのに
泣き出すし まじ きめぇんだって。』


どうやら、電話しているらしい。


気付いたら僕は カーテンを開け
すっかり 盗み聞きしてしまっていた。

『あー、でも
今日 すっげぇ 美人な生徒いて
今保健室に連れ込んでんの。
俺のテクで落としてみせるし
ん、じゃまた連絡するなー』


あ、やばい 隠れなきゃ…

カーテンを閉めようとした瞬間


電話の主に腕を掴まれてしまった。