多分、理由は 男子達が僕を見て
騒いでいるから……
いわゆる、嫉妬心ってやつ 。
でも、そんなん慣れっこだし
いちいち気にしてられない………
だけど…友達欲しかったなぁ (泣)
少し肩落としながら、指定された
席に座り 残りのHR を 過ごした。
(キーンコーン)
チャイムが鳴ると同時に
僕の周りを男子が囲んだ 。
(ね、愛流ちゃん メアド教えて?)
男子A が ストレートに 言ってきた
「ごめんなさい、無理です」
(じゃあ、放課後 俺らと遊ばない?)
男子B と C が 誘ってきた
「ごめんなさい、用事あるんで 。」
もう、うんざりだ この人達
何人かの誘いを断っていたら……
クラスの女の子が目の前に現れた
(たぶん、ボスだろう…)
容姿は、中の下くらいで
お世辞でやっと美人と
言えるぐらいだろう…
なんて、品定めしていると…
『男子にチヤホヤされて
喜んでるのはいいけど…
王子に手出したら許さないから。』
なんて、ボスゴリラが 吐き捨てた
「へー、この学校には王子いるんだ。
それって 君の彼氏なの?」
悪気なく聞いたつもりだった 。
『ち、ちがうわよ、なる予定なの!』
顔を赤らめながら、叫ぶボスゴリラ。
神様、僕は馬鹿のようです。