『よし、愛流 逃げるぞ。』



あ、呼び捨てで呼んで貰えた。


なんて、喜んでる場合じゃなくて…
逃げるって、どこへ、何故?

って、いう間もなく 引っ張られて
気づくと保健室前に到着。


「え、やだ…入らないよ?」

小声でえみちゃんに反論するも敵わず

半ば強引に保健室に詰め込まれた。



『澪斗~、お邪魔するよー?』


あれ、先生のこと呼び捨て?

『英美かよ、 。適当にくつろぎな』


え、先生も呼び捨てしてるの?
しかも 素の姿見せてるし…


2人は仲良しなの??、



『え、てか えみだけじゃねぇの?
転校生ちゃんもいるじゃん 』


此方をチラリ見ては先生は呟き




いたらダメだった?





なんか、仲良さそうな2人の中に
いるなんて すごく邪魔だな…




気づいたら、涙溢れて
保健室から飛び出していた。