僕が教室に戻ると…、
移動教室なのか教室は誰もいなくて
寂しいぐらい 静かだった。
自分の席に座り目を閉じると
浮かんでくる 先生の顔……
なんで、? 僕どうしちゃったかな。
「ふぁ~」
深いため息をつくと、
『ため息つくほど悩んでんの?』
低くも高くもかい透き通る声が
思わず振り向くと……
ショートカットの可愛らしい顔の人が
笑顔で立っていた。
『あたしは、英美(エミ)
一応このクラスなんだけど…
君はだれ?うちの生徒?』
「あ、僕は 条納院愛流です!
えみちゃんよろしく、ね?
よかったら僕の友達なってくれる?」

