「あの、いい加減離して下さい///」
どさくさ紛れにずっと抱きしめられてる
僕は、勇気を出して言ってみた。
『あ、わりぃ つい…』
なんて、のんきに笑ってるし!!?
この笑顔が、本物の笑顔なんだな…
さっきの王子様スマイルではない。
なんで、王子様を演じる必要が
あるんだろう……そのままの性格でも
今どき人気な俺様キャラで
生徒からも人気出るだろうになー。
笑顔みつめながら、考えていると。
『演じてる理由は、また今度
話してやるからさ。』
え、心読めるの!?
保健医ってすごいや 。
『お前、全部声に出てるから』
あ、嘘 最悪ー!!!
恥ずかしさで体温が上がり
目が少し潤んできた。
すると、先生が……
[ ちゅ っ ]
目を見開けば先生の唇が
僕の唇を、奪っていた!!