あこがれってやつ?顔もいいしさ。 優衣は空席に瀬田の幻想を思い浮かべ、うっとりし始めた。 しばらく妄想してると、目の前に美羽の姿がないことに気付いた。 さすがに箸は洗い終わっているだろう。終わってなかったらどんだけ長い箸なんだ。 ということは誰かと廊下でくっちゃべってるのかもしれない。 優衣はフォークを置き、席を立った。 廊下に近づくと美羽と男子の話し声がした。 ドキドキしながら顔だけ覗かせてみると