緒川ぁぁぁ………と怒りで燃えているその子、美羽はシャープペンシルを握りつぶす勢いで握っていた。 なんで来るかな? なんでこう決心した瞬間来るかな? ああやめたやめた。 緒川が悪いんじゃない。優秀不断だった私が悪い。 緒川に怒りを燃やすのをやめ、美羽は自分をクールダウンさせた。 「………でっで。裁判は3審といって………ええっと」 目があった瞬間、おどおどしたした緒川を無視して、美羽は考えていた。 早く休み時間にならないかなぁ。 そんで瀬田と一緒に話すんだ………