「………」 「………んっ!?」 突然無言の重なりが聞こえてきて、美羽は驚きゴミ箱を派手に倒した。 「あああ!」 「………」 あたふたとゴミ箱の中身を戻していく美羽の傍らにしゃがみこんだのは 「あ………瀬田君?」 瀬田は返事を返さず、黙ってごみを拾い始める。 美羽は硬直していた体を柔らかくし、手伝ってくれてる瀬田に習いゴミ箱を元の状態に修繕した。