「………とまぁこんな感じだったんだけど」


「………あんた結構やる女だったんだね」


優衣は驚愕を超えて呆れた。


「純情乙女がそんなこと言うかい」


美羽は紅潮しながら瞬きをした。


かいつまんだところを説明しただけだったが、それだけで十分にこの親友は理解してくれたようだ。


「まっまぁそれでもいいっていうか………両想いだったことにびっくりしたっていうか」


あの心の許しようで相思相愛だと見抜けないやつが鳥目だろう。


優衣は眠くなってきたので目をこすった。


目玉に刺激がきて、少しすっきりする。