「あ~なんか今日終わるの早かったね!」
優衣がカバンを振り回しながらうきうきしていた。
勉強嫌いな彼女にとって学校が早く終わると感じるのは極楽なのだろう。
「そう?普通じゃなかった?」
美羽は受け流し席を立った。このまま帰路につくつもりだ。
その時校内アナウンスが響いた。
『美化委員会は、放課後第一会議室に集まってください。もう一度繰り返します………』
「んげ………」
声をあげたのは美羽だ。
「あっらら~残念だね美化委員さん?」
茶化すように優衣はほくそ笑んだ。
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