だが、瀬田は最後の言葉だけに反応を示した。 なぜか美羽に目をやり、数秒間固まったまま頷いた。 え?私? 美羽の戸惑いに気付いてか、瀬田はすぐに目を離した。 「やったー!んじゃいこいこ!」 一気にテンションボルテージがマックスになった優衣は飛び跳ねた。 奇妙な行動をしだした優衣に神経の1本すら向けず、瀬田はただ顔を赤くしている美羽に意識を向け続けた。