「ミネラルウォーター買ってきたよ!」
もったいぶりながら袋からペットボトルを取り出し、優衣は天井に掲げた。
中で液体が揺れている。美羽は頬をほころばせ礼を言っている。
その中瀬田は難しい表情で布団へ潜り込んだ。
くすっと嫣然と笑い、堺は盛り上がっている二人に話しかけた。
「おふたりさん。そろそろ子供は帰る時間よ」
アンティークの腕時計を見せつけられた二人は、あっと声を上げた。
「やっばー………課題でてたわ」
「優衣だけにね」
二言三言交わし終えると、優衣と美羽は遠慮がちに立ち上がった。
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