「あっ………冷えピタ冷えピタ」
コンビニ袋を漁り、リモコンほどの大きさのケースをだした。
乱暴にふたを引きちぎり、一枚出す。
冷たさに指を浸しながら、瀬田の温もった額にそっと張り付けた。
「………つめたっ」
「あっごめん!起きちゃった?」
薄目を開けた瀬田の視界に一番先に入ってきたのは、しまったという表情をした美羽だった。
一瞬状況が理解できず叫びそうになるが、マネージャーとともに乗り込んできた二人のことを思い出したので、寸前でそれは避けれた。
「………今、何時?」
ちょっと大きいTシャツを汗にぬらしていた。
「今は………15時だね!」
「………学校は………」
「もー!金曜日は5時間授業じゃん!」
「………そうだった」


