………惚れさす? 瀬田は布団を握りしめた。 僕は彼女が好きなのか?これが好きって感情なのか。 そう思えば、腑に落ちるところがいくつもあった。 参考資料を見ているときにでもこんな感じだったと載ってたし。 好きだとわかった。 だったらこれからはどうすればいいのだろう。 答えを出すとまた新しい問いが出てくるパズルみたいなこの感情。 最後のピースが当てはまる日は来るのだろうか。 熱いでこを抑えながら、瀬田は意味もなく目を閉じた。