「まったく護のせいでえらい目に………」 いもしない彼氏について延々と質問をされた美羽はぐちぐち言いながら自室へと戻った。 少し勉強をして、ベッドに入る。 寝て忘れよ、と呟いた。 ………なにを? 美羽は跳ね起きて、頭元の携帯を再度掴んだ。 「忘れてた………!護のせいで!」 すべてを護に押し付け、美羽は携帯を開いた。 さっきの文面がそのままで保存されている。それを開いて、止まった。 「………おっ押せない!」 ピークが通り過ぎ、もう走れないマラソンランナーのように美羽は息を荒くした。