「………あれ」 次に目が覚めたのはいつもどおりに橙の光を放つ太陽が、ちょうど美羽の背中を照らし続けた時だ。 あわてて顔をあげると誰もいない。 あれあれ?と不思議に首をかしげていると1枚のメモが近くに落ちていた。 開け放たれた窓のせいで舞ったのだろう。 拾い、それに目を通すと 『ごめんね!あまりにも気持ちよさそうに寝ていたから起こしづらくて!用事あったんだ私!大丈夫!見回りの先生が来るからさ!(*^^)v』