私は勇気を出して尋ねてみる。

「少し、お話してもよろしいですか?」


「かまいませんよ。私も話し相手が居た方が楽しい。」


私はホッと安堵し、お爺さんの隣に座らせて貰った。



「あなたも、よく居ますね。」


お爺さんがそう言ったので、私はニッコリと笑ってみせた。