そんなこんなで昼休み。教室には数人の女子しかいない。


「ねぇミヤ、アンタ好きなヒト出来たでしょ」



突然こう話しかけてきたのは、幼なじみのサトコ。うつむいた私の顔を覗き込むようにして、こっちを見つめてくる。


……


「なっ…何を突然言い出すわけ?」