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結局、うだうだ悩んでたあたしは、なかば強引に引っ張られるようにして参加することになった。



──きてる、のかな?



指定されたカラオケ店の前には、まだパラパラとしか集まってなかった。




「遅いよ!」

待っていたのはいっちゃん。


「だって、唯がいつまでもうだうだしてるから」

「あたしのせい!?」

「みんな先に部屋入ってるから。久美たちが最後だよ」

「うわぁ、ごめーん」


遅いと言われても、時間はぴったり。


それなのに、あたしたちが最後なんて……。



パラパラだと思ってたのはみんな、あたしたち待ちだったらしい。