コイ ノ カタチ

「何年つき合ってると思ってんのよ。言ってくれるの、ずっと待ってたのに」




「……なんかおごって」


「じゃあ、あそこのパフェでも食べに行こっか?」




なにも聞かない久美のあたたかな手が、あたしの頭をそっとなでた。



“よくがんばったね”



そう言われてる気がして、あたしは、久美にぎゅっと抱きついた。