「言えてすっきりした。こっちこそごめんね? いきなり」
「いや……」
「先、部屋戻っていいよ。あたし、あとから行くから」
「……わかった」
大きな音を立てて閉まったドアは、あたしと彼の心をも隔ててるように思えた。
「大丈夫だったかなぁ……。あんな言い方で……」
しばらく手すりにもたれて景色を眺めていると、夕日が沈み始めるのが見えた。
「唯」
ドアを開ける大きな音がして、それから、久美の声が聞こえた。
「……久美のバカ……」
「いや……」
「先、部屋戻っていいよ。あたし、あとから行くから」
「……わかった」
大きな音を立てて閉まったドアは、あたしと彼の心をも隔ててるように思えた。
「大丈夫だったかなぁ……。あんな言い方で……」
しばらく手すりにもたれて景色を眺めていると、夕日が沈み始めるのが見えた。
「唯」
ドアを開ける大きな音がして、それから、久美の声が聞こえた。
「……久美のバカ……」

