【短編】ツンツン俺の愛言葉


「え?」

いつも、何言っても無反応だった俺が反応したから
嬉しそうな顔をした女達。

…聞こえてなかったのかよ。

はぁ…

ため息をついて、カバンを持って帰ろうとした時…

「タチ…?」

愛しい声が聞こえて…


泣きそうな顔の沙希が見えて……

無性に抱きしめて


キスをして

俺の手でめちゃくちゃにしたくなった。