【短編】ツンツン俺の愛言葉




なのに、沙希は『莉亜ちゃん』って奴の所にいつも居て
俺には悲しそうな目を向けるばかりで何にも、言ってこない。

俺だって、一緒に居たいよ。
そんな事を思ったって、

目の前にはグロスをたくさん塗って濃い化粧をし、
制服をかなり着崩して、胸元を開けた女がいる。


邪魔だ…。つーか、まつ毛どんだけ…。



俺も、沙希の所に行って
高校なんか抜け出して、沙希を一日中抱きしめていたいよ。