そこまで話を聞くと、真由美は冷蔵庫から缶コーヒーを三種類取り出した。
「こんなのしかないけど、どれでも好きなの選んで」
真由美は名推理する山崎に気をつかって、そう言った。
山崎はそれを一口飲むと、話を続けた。
「ご主人が亡くなった場所なんですが、トラックが通るような道ではないんです。国道ではないですし、住宅街にしか通じていないんです。そこがおかしいんです」
「ちょっと待って、山崎さん。もし、故意に主人を殺す気なら目立つトラックなんて使わずに、普通の乗用車にするはずよ」
「えぇ、そうですね。そうなんです。……轢いた人は今どうなっていますか?」
「わからないわ。主人に重大な過失があったということで、不起訴になったことは知っているけど」
「えっ? そのトラックの運転手が全く悪くなくて、ご主人に重過失があったと何でわかったのですか?」
「目撃者がいたのよ」
「こんなのしかないけど、どれでも好きなの選んで」
真由美は名推理する山崎に気をつかって、そう言った。
山崎はそれを一口飲むと、話を続けた。
「ご主人が亡くなった場所なんですが、トラックが通るような道ではないんです。国道ではないですし、住宅街にしか通じていないんです。そこがおかしいんです」
「ちょっと待って、山崎さん。もし、故意に主人を殺す気なら目立つトラックなんて使わずに、普通の乗用車にするはずよ」
「えぇ、そうですね。そうなんです。……轢いた人は今どうなっていますか?」
「わからないわ。主人に重大な過失があったということで、不起訴になったことは知っているけど」
「えっ? そのトラックの運転手が全く悪くなくて、ご主人に重過失があったと何でわかったのですか?」
「目撃者がいたのよ」



