結局、そのエロDVD(120分)は河合亜美が作ったホームページ上で販売された。

タイトルは
『盗撮!イケメン中年の淫らな日常』
である。

モザイクは入っていない。というか、モザイクの入れ方が分からない。それが人気を博した理由であろう。

一枚五千円(送料込み)は、二ヶ月で二千枚売れた。ホームページでデモ版を見た客がドンドン注文してくれたのである。

しかし、警察に捕まるのが怖かったので、すぐにホームページを閉鎖した。

二度目の復讐も成功したことになる。約三百万円が一人頭の利益となった。

さて、三木真由美が復讐すべき人物は三人である。すなわち、五月、秋山、田中である。

田中→死んだ

秋山→DVDをバラまいた

五月→佐竹に刺され入院



よって、今回のコレでだいたい復讐が終わったことになる。金も奪ったし、十分なのだ。



しかし、この物語はまだ終わらない。