私の彼氏

ドアを開けて入ってきたのは、三人の警官であった。

河合亜美の悲鳴を聞いた誰かが通報したのだろう。

「助けてください。この男に急に刺されたんです」

五月が警察にうったえる。

「ち、違う。この男がこちらの女性を襲っていたから、僕は助けただけなんです」

それを聞いて、警官は少し戸惑いを見せたが、とりあえず五月を救急車に乗せた。

佐竹と河合は事情聴取をするということで、それぞれ別のパトカーに乗せられた。

しかし、これは少々ややこしいことになりそうである。

何が、どう、ややこしくなるかは、次のページを読まれたい。