私の彼氏

パッと五月を見る。



またもや、(¬_¬)この顔をしている。

これは、まずい。

ゲロが徐々に喉元をあがってきている。

殺される可能性もある。


収録が終わり、テレビの人達は帰って行った。

放送日には私は死んでるかもしれません。
((((゜д゜;))))



「本当に、客にもらったのか? お前が設置したんじゃないのか?」

「もらったんです」

「あやしいな。ちょっとお前の鞄を見せてみろ」

なんて鋭い奴。鞄の中には三百万がそのまま入っている。

もう、ゲロの匂いがしてきた。

「いやよ」

「いや、無理にでも見せてもらう。嫌な予感がするんでな」

「ふざけないで。もう別れましょう! さようなら!」

予想外の形で別れを告げた。

「お前、やはり何かやりやがったな」

そういうと、五月は河合亜美の持つ鞄を奪い取ろうとした。

「キャアー!! 誰か助けてー!!」

命の危険を感じたので大声で叫んだ。