「…ほー、それで逃げて来たわけね」
そうですよ、あの後走って逃げてきました弱虫ですよ
ここ 旧校舎の屋上にね!
そしたら恵都がいるし、これは話聞いて貰わないとね!←
「なんか…聞いちゃダメだ!って何かが俺を止めてさ気付いたら逃げてた!思いっきり!!」
今思い出すだけで顔と体が熱くなんのが分かる、何でだろ
「発情?」
「うるせー!ちげーよ!!」
「でも気になるよなー。あゆは何言おうとしたんだろ」
…分かんない。
分かりたくもないかも。
さっきは俺が考えた良い方なら良いと思ってた。
けど今は違う
そうならなければいいと願ってる
お昼みたいに、暴走しちゃうから?
た、確かにほっぺチューとかするなんてっ全然思ってないし考えつかないし、反射ってすげぇ!!
「もう、コクっちゃえよ。んでスッキリしやがれ」
「い や だ っ !」
「いやいやいや、榛」
だって、よ?
これでフラれたり何ダリシテミロヨ
俺いちお、専属(見習い)執事…
「ずっとそばにいて欲しいって言われたんだろ?なら、両思いだろ!バカ!!」
……ん?
「どゆこと?」
「だーかーらー
わざわざ嫌いな人にそばにいて欲しいって誰も言わないし思わないだろ?」
ああ…なるほど
「それに榛だって、すきだからあゆのそばにいたいって思ったんだろ?ならさ」
「恵っ!!
いってくる!!」
バタン-------
「言いこと、言ってんだから最後まで聞いてけよな」



