「凌央ちゃーん、榛と真弥‥いたよ」
ぐっどたいみんぐ。‥だがな
真弥といい、恵都といい何なんだその反応
「丁度いい、お迎え来ましたよ。真弥センセ」
「ホント都合いい時にしか、センセ呼ばわりしねーのな」
「早く帰って授業しやがれ」
「仮病人も早く授業に来ルンダヨ?」
真弥は煙草を一箱置いて、俺の頭をポンポン(むしろバシバシに近い)叩いて恵都と一緒に出ていった
「‥あ、そいえば俺も校長に呼ばれたんだった。
榛、寝るんならカーテン閉めてちゃんとベッドで寝ろよ」
真弥の置いてった煙草の箱を白衣の胸ポケットに閉まってそう言い残して保健室を出ていった
一気に静かになる保健室
無音、だった
「‥寝るかな」
ガタッと立ち上がり、背伸びしながらベッドに向かった
窓からは、体育の授業中であろう生徒たちがグラウンドを走り回っている姿が見た
笑い声と叫び声が少しぼやけた感じで聞こえてくる
「元気だなー‥」
こんな言葉が自分の口から出てくると、年とったなとか考える
靴を脱いで、ベッドの近くについてるカーテンを閉めてベッドにダイブした
睡魔なんかすぐにやってきて、俺の瞼は少しずつ降りていった



