数分がたった頃、

安藤さんの手が動いた。

あ、起きるかな?

静かに安藤さんは目を開けた。

うわっ

きれいな目してる。

こっちを向いてきょとんとしている。

あっ、さっきの事を説明しなければ!

「あの、さっきあなたが廊下で苦しそうに
してたのでここに運んだ北山です」

あれ、応答なし。


なぜ?

え、いきなり嫌われた?