『余計なお世話だっつーの…』 強がりながらも、望夢は嬉しかった。 佐野の優しさが、心に染み渡った。 《お前が元気じゃねぇと調子狂うわ…》 『アタシはお前に説教されんのが苛つく』 《何だよそれ(笑)》 この電話一本をきっかけに望夢と佐野の距離が少しずつ縮まっていった。