LOVE〜強さに隠した涙〜




ぐぅ〜…


腹の虫が風呂場に響き渡る。

『腹減った〜…』

これ以上お湯に浸かっていたら死んでしまう!!
と本能で危険を察知した望夢は、浴槽から出た。



クラックラする…逆上せた…


体をタオルで拭き、スエットに着替え、携帯を見ると着信が一件来ていた。
履歴を見てみると、佐野の文字。
佐野かよ…
ちょい文句を言いながら、携帯を閉じた。

すると、ブーブーブーと携帯が震えた。