「おっ♪嬢ちゃん一人?暇なら遊ぼぉ♪」
と、5人組の男が近寄って来た。
勿論スルーした望夢。
「照れてないで!!ね?あーそーぼっ♪」
あー、ホンットうざい!!
迷惑そうにしていると、後ろから
「あ〜、ごっめぇん!!ソイツ、俺のツレだから♪手ぇ出さないでくれる?」
と、顔は笑っているが、目が笑っていない佐野。
それでも、男らは引く気は無いらしい。
「こんな奴ほっといて俺らと遊ぼぉよ♪」
「だから、そ「テメェうぜぇ」
と一人の男に突き飛ばされた佐野。
「ハハっ、弱っちいな」
周りの男たちは一斉に笑い出した。
そんな中で、ただ一人俯き低い声で声を発している奴がいた。
望夢だった。
