LOVE〜強さに隠した涙〜



息を切らして教室には入ると、涼しい顔して出ようとしている望夢が目に入った。

「おい!オメー速ぇんだよ…ハァハァ…」
『テメェが遅ぇんだよ』
そう吐き捨て去っていった。

「ったく…何なんだよ…何で俺がアイツに振り回されてんだよ…」