* * * 「一緒帰ろっ♪」 『嫌だ』 望夢にあっさりと断られたことにショックを受け立ち尽くしている佐野であったが、 『一緒に帰るんじゃねぇの?』 と、振り返った望夢に言われ、一瞬にして輝いた。 『また、絡まれても知らねぇぞ』 と、付いてきた佐野に軽い冗談を言った。 「大丈夫だって♪俺、強ぇもん」 どこからそんな言葉が出てくるのやら…。 呆れている望夢をよそに、上機嫌でボクシングの真似事をしている佐野。 その光景はまるで、昔の一馬と望夢のようだった。